今日は何の日?
7月20日を友だちの日にしようという動きがあるようです。
1969年(昭和44年)のこの日、アメリカの有人宇宙飛行「アポロ計画」で、人類初の月面着陸に成功。それに感動したアルゼンチンの心理学者が1000人の友人に手紙を送ったことから、アルゼンチンでは7月20日を「国際友達の日」としています。
これにちなみ、放送作家である小山薫堂さんが日本でこの日をともだちの日として浸透させる取り組みを行っているそうです。
ということで今回はこちら。
女ともだち(文春文庫)
アンソロジー
村山由佳・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都による、「女ともだち」をテーマに描かれる豪華アンソロジー。
「ともだち」ではなく「女ともだち」と改めて書くと、どこか危うくて、複雑な感情が絡み合うような、少しドロッとした雰囲気が出てくると思いませんか?(笑)
私がこれをと読んだ後だからかもしれませんが😅
まず村山由佳さんの「COPY」でゾクッと。すっかり騙されましたよ。
坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」もタイトルからしてちょっとゾワっとしちゃいますよね。これも私がすでに読んだ後だからかもしれませんが(笑)
何とも言えない読後感でした…。
阿川佐和子さんの「ブータンの歌」、これはブラックな要素を含みつつ希望のあるラストにつなげるいい物語でした。
島津輝さんの「ラインのふたり」は、味のある作品で、ミニシアター系の映画を観ているような感覚がありました。伝わりづらいですかね…⁈😅個人的にはけっこう好きでした。
森絵都さんの「獣の夜」。どんな展開になるのかと思ったら、まさに獣!
うまいこと展開させていくなぁ。獣感をジワジワ出していくあたりがさすがでした。
とっても読み応えのあるアンソロジーで満足です☺📗
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