今日は何の日?
今日は雷記念日。
930年(延長8年)のこの日、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貫が亡くなったそう。(清涼殿落雷事件)
平安京では長い日照りが続き、公卿たちが清涼殿に集まり、雨乞いを行っていた時のことだった。
この落雷は藤原道真の祟りによるものと信じられていたらしい。
今ではすっかり「学問の神」としておなじみですけどね。
ということで今回はこちら。
明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち(幻冬舎文庫)
山田詠美
親の再婚によりともに暮らし始めた2組の親子6人。幸せな再出発かと思われたが、落雷による長男の死をきっかけに母がアルコール依存症に。そんな家族の再生の物語。
大切な人が死んでしまったら、もしくは自分がしんでしまったら…と考えたことがある人に。
兄の死の捉え方や母への思いはそれぞれだけど、みんなが全力で母を守ろうとしている。とてもいい家族だと思いました。みんないとおしい😌
家族の心情がものすごく伝わり、苦しくなったり、切なくなったり😢
それでもみんな死んでしまった兄を思い、母を思い、兄妹たちを思い…とてもいいラストでした。
家族ってやっかいだな、大変だなと思う時もあるけれど、これを読むと家族っていいもんだなと思います。
余韻に浸れる作品でした📗
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