今日は何の日?
今日は京都の誕生日(平安遷都の日)です。
794年(延暦13年)のこの日、桓武天皇が長岡京から新京に移りました。
この日には葵祭、祇園祭とならぶ「京都三大祭」のひとつである「時代祭」が開催されます。
ということで今回は京都が舞台のこちら。
手のひらの京(新潮文庫)
綿矢りさ
京都に暮らす三姉妹。
結婚に焦りを感じる長女、負けず嫌いな次女、京都を出たい三女。
それぞれの個性をうまく描きながら、京都の歴史の重みも感じられる作品でした。
私も三姉妹なのでちょっと親近感。
長女、綾香の恋はいじらしくて、でも丁寧に愛を育んでいく感じが素敵でした♡
次女、羽依の行動はスカッとさせてくれてかっこよかった!!
出る杭は打たれる世の中だからどうしても目立ってしまうのよね。
羽依が三女の凜に理想の男について語るシーンがあるのですが、「勉強になりますっ!」って感じでした(笑)
凜の東京での就職に反対する両親は、保守的で重いなぁと思ってしまったけど…
親からしたらいくつになっても子供は子供なのね、きっと。
京都ならではの考えというものがあって、私には新鮮に感じました。
互いに相談し合える姉妹たちがとってもうらやましかったです。
心強くていい関係性だなぁ~。
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