今日は何の日?
2011年(平成23年)3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0という気象庁観測史上最大級の東日本大震災が発生。
ニュースで流れた映像に衝撃を受けました。津波の恐ろしさをはじめて実感したと言ってもいいかもしれません。
まさに戦後最悪の大災害となりました。
ということで今回はこちら。
暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出(新潮文庫)
彩瀬まる
福島県に向かう常磐線で震災に遭った著者の極限の5日間。そしてその後の再訪をつづったルポルタージュ。
読んでいる間ずっと心がザワザワしっぱなしでした。
そして周りの人たちの優しさに泣きそうになるとともに、自分だったらこんな極限状態で人を思いやり行動することができるだろうか…と考えさせられました。
東日本大震災は、地震に加えて津波、そして原発の問題も重なり、放射物質による差別や嫌がらせも事実とした存在していた…
恥ずかしながら自分は何もわかっていませんでした。
自分の都合のいいように解釈をして、表面的なニュースしか見ていませんでした。決して他人事ではない災害なのに…
著書の彩瀬まるさんも、本書の中に本当に正直に気持ちを落とし込んでくれていて、いろいろな葛藤が伝わりました。
ほんの少しでも震災のことを知ることができて、読んでよかったと心から思います。
こうして本にして、知る機会を与えていただけたことに感謝します。
created by Rinker
¥539
(2024/11/09 18:09:28時点 楽天市場調べ-詳細)