今日は何の日?
今日は縁結びの日。
島根県の「神話の国 縁結び観光協会」が制定。
日付は「いい(11)ご(5)えん」の語呂合わせから。
縁起がよさそうな1日ですね。
ということで今回はこちら。
縁結びカツサンド(ポプラ文庫)
冬森灯
うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。創業者のじいちゃんが亡くなり、店名の由来もわからぬまま、店を継ぐべきか悩む三代目・和久。
迷いながらも自分のパンを見つけていくあたたかな物語。
一番はじめの手紙で、じいちゃんの人となりががわかるようでした。
それぞれ語り手は変わっていくけれど、みんな繋がっていて“縁”を感じるお話。
とても読みやすい文章で、沁みる言葉がたくさん散りばめられていました。
「いいことも悪いことも、すべては縁の結び目」
人との縁は大切にしなければ。
そしておしゃれなパンがたくさん登場している昨今、それでも昔ながらのパンも捨てがたいですよね。
クリームパン、メロンパン、レーズンパン…大好きです!
パン屋さんに入ったときのあの幸せな香り、パン好きとしてはたまりません。
この本の魅力の一つは登場人物たちの楽しさかなと思います。
占い師の魔縫(まほ)さん、ミユキちゃん(正体に驚き!!)、肉屋の賢介などなど。
愛すべき人たちのあたたかな雰囲気にほっこりです。
カツサンドが生まれる過程に、ちょっと付け焼刃感を感じなくもなかったですが…(^-^;
幸せ感じる1冊でした。
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