今日は何の日?
今日は鉄道の日。
日本国有鉄道が1922年(大正11年)に「鉄道記念日」として制定。
1872年のこの日、当時の新橋駅~横浜駅を結んだ日本初の鉄道が開業しました。
その後「鉄道の日」と改称されました。
ということで今回はこちら。
鉄道員(集英社文庫)
浅田次郎
娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男はポッポヤとして駅に立ち続けた…。
表題作「鉄道員」をはじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」など、感動の8編を収録。
映画化もされた「鉄道員」。
頭の中ではすっかり高倉健さんで脳内再生。
1人きりの生活がさみしくも切なくもあるが、ぽっぽや一筋、やり切った乙松はかっこいいではないか。
そう思えるのは客観的にみているからかもしれない。
身内であったら、家族の死に目にも会えないような状況をなじりたくもなってしまうであろう。
周りの人たちはあたたかかった。
「おっちゃんのこと忘れてやしないから」という秀男の言葉に感動です。
「ラブ・レター」は手紙の威力を感じた物語。
手紙にグッと感情移入してしまった主人公。私も同時にグッときました。
「角筈にて」も切なくて切なくて…。
自分が父親になる勇気が持てなかった複雑な胸中、お察しします。
でも未来は明るい気がしました。
「うらぼんえ」のおじいちゃんも最高でした。感動です。
「ろくでなしのサンタ」はとっても短いお話だけど、心がホカっとしました。
じんわり感動する珠玉の短編集です。
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