今日は何の日?
今日は世界アルツハイマーデー。
1994年(平成6年)のこの日、国際アルツハイマー病協会の国際会議で、患者やその家族への支援を進めることなどを謳った宣言が採択されました。
アルツハイマー病及び関連の諸障害に関する世界的普及を図るとともに、地球規模での理解と把握に努め、患者と家族への支援を推進するための努力と働きかけを行う日だそうです。
ということで今回はこちら。
百花(文春文庫)
川村元気
息子の泉を忘れていく母と、母との記憶を蘇らせていく息子。2人で生きてきた親子には忘れることのできない“事件”があった…
といったストーリー。
アルツハイマーや介護、他人事ではなくて、その重みを感じるようでスラスラ読み進めていけませんでした。ちょっと読むのをためらってしまう感覚というか…うまく言えないのですが…。
もし自分がこの立場になったらしっかり介護できるだろうか、受け止められるだろうか。または自分が認知症になったら…とかそんなことを考えながらの読書となりました。
進行があまりにも速く、アルツハイマーの大変さを感じました。
母と息子、2人だけの母子家庭。少し奇妙とも言える親子関係。
失っていく記憶と蘇っていく記憶。母と息子の記憶のすれ違いが切なかった
記憶をなくしていくことが自分で自覚できるときの悲しさは、想像をはるかに超えるものだろうなと思います
いろいろ考えさせられる1冊です。
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