今日は何の日?
今日はブラジル独立記念日。
1822年のこの日、ブラジル帝国初代皇帝ペドロ1世がポルトガルからの独立を宣言した日です。
ということで今回はこちら。
浮遊霊ブラジル(文春文庫)
津村記久子
ちょっと不思議な世界観を味わえる短編集。
そしてお話のタイトルがなんか好き😁
定年を迎え帰郷した男性を描く「給水塔と亀」。こちらは川端康成文学賞受賞作とのこと。
なるほど、読みやすい文学作品を読んでいる感覚になるわけだ。
短い物語だけど、哀愁感じるお話でした。
「うどん屋ジェンダー、またはコルネさん」は先が気になるようなふんわりとした終わり方。
コルネさんの突然の感情爆発は、一度すっきりさせておいた方がいい案件だったかもしれませんね😅
「アイトール・べラスコの新しい妻」の綾はこわい💦
“失敗を認めるなんていうことはありえない”と断言しちゃうあたり、こわっ😱こんな人には関わり合いたくないなぁ。
でも納得の結末です。
「地獄」はタイトル通り地獄が舞台。ちょっと楽しそうな地獄に思えてしまって、なかなかおもしろかったです。
「運命」も不思議なお話。ポンポン場面や人が切り替わっていきます。これも文学的雰囲気を感じた作品でした。
「個性」は少々解釈が難しい気がしました。
表題作「浮遊霊ブラジル」がわかりやすく、個人的にいちばん好きでした。
自分が死んだあと、こんな風に世界を旅できたらそれはそれで楽しそうだな。なぁんて思っちゃったりして🤭
新鮮な読書でした📘
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