今日は何の日？
今日はスペインワインの日。
スペインのワインの素晴らしさを広めるために活動しているスペインワイン協会が制定。
日付はスペインの現在のワイン原産地呼称統制法の基となる「ワイン法」が1932年（昭和7年）のこの日に政令として承認されたことにちなんで。
スペインワインの魅力を伝え、その認知度向上が目的だそうです。
ということで、今回はスペインワインではないけど日本のワインに関するこちら。
月のぶどう（ポプラ文庫）
寺地はるな
大阪でワイナリーを営み、発展させてきた母が突然亡くなった。母を目標にしてきた姉の光実と何事も長続きしない弟の歩は、家業を継ぐ決意をする。ワインづくりを通して、生き方を見つめ直していく双子の物語。
ものすごーくよかったです😌
心に響く言葉やセリフがたくさんありました。もうグサグサ刺さりまくりです😅
「平気で弱みを見せられるというのは、むしろ強いということかもしれん」
「大切やない、必要のない仕事はない。必要でなかったら、それは存在してません」
「誰かが大切に持っている夢は、その人自身がそっと開いて見せてくれるまで、軽々しく触れてはならないと思う」
ほんの一部です💦
光実と歩はいい姉弟！言いたいことはきちんと言い合うけど、互いの気持ちを思いやる部分もあって。
いたずら好きのおじいちゃんもかわいいし、光実の友達リッコも安心感を与えてくれるような存在。
日野さんもワインづくりに関しては真剣ゆえに厳しいけど、感動的なシーンもあり。
光実の弱いところを見せられない不器用さもひしひしと伝わるし、理解できる。歩の劣等感みたいなものもわかる。
細かな感情を描くのが本当にお上手で、難しい言葉ではなくわかりやすく素敵な文章でつづられる寺地さんの作品、やっぱり好きだなと再確認しました。
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