今日は何の日?
今日は南極の日。
1911年(明治44年)のこの日、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセンと4人の隊員が世界で初めて南極点に到達しました。
ということで今回はこちら。
南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる(角川文庫)
渡貫淳子
世界で一番寒い場所・南極で調理隊員として働いた1年4か月の奮闘を綴った記録。
南極、なんとも未知の世界。
映画「南極料理人」は観たことありましたが、それ以外の情報や知識はほぼなし。
でも著者が40台の女性であり主婦であるということで、親近感を持って読み進めていくことができました。
とても興味深くおもしろかったです!
とてつもなく貴重な経験!
一度きりの人生、思い切ってチャレンジすることの大切さを感じます。
渡貫さんには当然家族がいたわけで、その主婦業を投げ出していくことになってしまう。これについて「自分勝手すぎやしないか」と言われたこともあったそうですが、私はこれは違うと思いました。
渡貫さんの考えは、「家族も個人」。私もそう思います!
ただ、ものすごい覚悟は必要だったでしょうね。
リメイク料理術やレシピも公開されていて、これは役に立ちそう!そしてSDGsが叫ばれる今の時代にも即しているように思いました。
もちろん南極での生活は過酷なこともたくさん。そんな中でも季節を楽しもうとする精神が素敵でした。
「不便さを楽しむこと」「くだらないことを全力で」
これが大事な精神のようです!
自分が決して体験することのない貴重なエピソードを知ることができ、興味深く楽しい読書となりました。
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