今日は何の日？
今日は世界パスタデー。
1995年（平成7年）のこの日、イタリアのローマで「第一回世界パスタ会議」が開催されました。
これを記念して1998年（平成10年）に制定。
ということで今回はこちら。
太陽のパスタ、豆のスープ（集英社文庫）
宮下奈都
結婚式直前に婚約を解消されてしまった明日羽（あすわ）。そんな失意のどん底の彼女に、叔母のロッカさんは“ドリフターズ・リスト”（＝やりたいことリスト）を書くように勧める。
自分の心を見つめ直すことで成長する姿を描く物語。
まずは婚約解消という明日羽の悲しい出来事からスタートする。
いやいや、しんどいですよ。そりゃ何も考えられなくなっちゃうよ。
お相手の譲さんがひどいと思う。でも譲さんを責めるのは、このお話の中ではちょっと見当違いのようなのでやめておきますが。
私は個人的にそういった“リスト”を作るのがけっこう好きだったりします。
消しこんでいくのが気持ちいいんですよね～。
明日羽も“ドリフターズ・リスト”を作っていくことになるのですが、それを書いたからといって単純に物事が変わるわけではありません。
彼女もいろいろやってみて徐々に変わっていきます。でもその変化が読み手としてはとてもうれしい！
周りの人たちの助言やあたたかさも非常に重要なのですが。
なんせ明日羽のまわりには幸運にもいい人がたくさんいたから。
焦らなくてもいい、がんばらなくてもいい。
そう教えてくれて、心が少し軽くなるようでした。
明日羽のように自分を見つめ直せる、そして前向きになれる素敵な１冊です！
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